たかが漫画 されど漫画
バガボンドという漫画を知ってますか?
宮本武蔵の小説を元に描かれている作品で、非常に人気があるみたいです。
で、漫画好きな事もあって、恥ずかしながら愛読させて頂いてる訳です。
まぁ、大の大人の私がのめり込むのにも、それなりの理由があるんです。
剣豪、武道等を題材にした漫画は、『勧善懲悪』の単純な展開になる物語りが殆どですよね。簡単に言うと『北斗の拳』とかですかね。肉体的な努力を強靭な精神が支え、苦しみながらも劇的に勝つ!嫌いじゃないっすけどねぇ…。アメリカンですよね。
バガボンドはと言うと、苦悩、挫折、迷いといった人間の内面の葛藤を、剣の道を通して上手く伝えようとしてるんです。生と死のギリギリの葛藤、その先を、漫画という媒体で何とか表現しようと…そう感じます。
ってもね、ただの漫画なんですけどね。
ってもね、大の大人が、漫画家として、本気で『剣の道』を表現しようと試行錯誤して訴えて来てる訳ですよ。『本当の強さとは何だ?』とこの漫画家自身も迷走してるような。
人が何かに本気で打ち込んだ先って、きっと、それが何であれ、皆同じ点に集約されて行く気がするんですよ。
そんな何をこの漫画に感じるんじゃないか…って思うんです。
っても所詮漫画です。
ってもなんか読みたくなったら『民宿ひんしゅく』へ!