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シリーズ「告日本國」12 【フランスの詩人 ポールリシャール著書】

『告日本國』この書籍は世界の状況と日本の伝統・文化を冷静に分析し、日本が取るべき方向性を示していると言っても過言ではありません。


その原文が入手できましたのでシリーズでアップしております。


現代文に訳してみましたが、専門家が行ったのではないのでその訳が不適切であるかも知れませんので、ご了承下さい。




【原文】
汝の島は至深処より隆起し來れる高処なり。汝の魂も亦復是の如し。されば再び之をして低落せしむる勿れ。低処より向上し來れるものをして、断じて再び向下せしむる勿れ。吾等を繞る自然は吾等に内在するものゝ象徴に過ぎず。されば誰か其等の至深処が再び汝の脚下に打開せられざるを保せんや。大地は高遠なる希望を汝に属す。大地が汝の脚下に震撼する時、大地が汝に向って語らんとするところを覚れ。大地をして失望せしむる勿れ。平時たると戦時たるとを問はず、汝の魂をして高処に在らしめよ。





【現代訳】
あなたの国の島(日本)は、深い所から隆起した高所なのです。あなた方の魂もまたもとにかえりこのように同じなのです。だから再びこのようにして下落してはなりません。低い所から向上して来るものを、断じて再び下に向かわせてなりません。私達を囲む自然(私達の身の回りで起こる出来事)は、私達に内在するものの象徴に過ぎません。だから誰かそれらの深い所から再びあなたの足元にこれるように大きく開いてなければなりません。大地(自然)は、高く遠い希望をあなたの国に託しているのです。大地があなた方の足元で震え、人を震え上がらすとき、大地があなた方に向かって語ろうとしていることを悟って欲しい。大地(自然)を失望させてはなりません。平和な時であろうと戦時であろうと時を問わずして、あなた方の魂は高所にいるようしなさい。



【解説】
江戸時代、日本は長い期間鎖国をして日本文化を育成してきました。武士道が熟成され、儒学や朱子学など様々な学問と藩校・寺子屋に代表される教育を通して、人心の向上が図られ、資源がないにも拘らず豊富な自然の恩恵とその自然に対する義務を日本人は果たしてきました。
その品位の高い日本であるが故に奢らず、日本に教えを請うものを心から受け入れ、またその道を閉ざしてはならないことをリシャールは言っております。

日本は他国に比べて非常に地震が頻繁に起きる国です。歴史を振り返ると日本が大きな地震に見舞われた時、その頃の日本は世情が荒れており品位が低下している状況が読み取れます。
先の東日本大震災では、石原東京都知事が「津波で多くの犠牲者が出たが、その波で日本人の我欲を洗い流さなければならない」と警鐘を鳴らしました。マスコミはこぞって石原都知事の言わんとした趣旨と違うことを取り上げ、石原都知事を責めました。
マスコミの罪は重大です。石原都知事の言わんとしたことをこういう時こそ解説者や学者が言うべきものを、視聴率や目先の批判を恐れ、また国民を間違った方向に導きました。

大地の震え(地震)は天然自然が偶然に起こしたのではなく、日本人に対する警鐘を伝えていることをリシャールはわずか数年の滞在で感じ取ったのです。

なぜ地震が警鐘なのかというと、昔から言われている「天災は忘れた頃にやってくる(寺田虎彦)」の言葉に意味が込められていると思います。



 

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