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シリーズ「告日本國」11 【フランスの詩人 ポールリシャール著書】

『告日本國』この書籍は世界の状況と日本の伝統・文化を冷静に分析し、日本が取るべき方向性を示していると言っても過言ではありません。


その原文が入手できましたのでシリーズでアップしております。


現代文に訳してみましたが、専門家が行ったのではないのでその訳が不適切であるかも知れませんので、ご了承下さい。


【原文】
汝の敵が自ら識らずして汝に与へつゝある教訓を覚れ。彼れは其の力を以て精神を支配し、之がために其の精神を盲目ならしめたり。彼等は其力を精神と誤れり。彼に倣ふこと勿れ。不断に天來の光をして汝の武器と剣とを司らしめよ。汝の剣を通じて汝の精神を耀かしめよ。汝は敵に勝てりと言ふ。されど汝は啻に外面に於て此敵を其の城砦に破れるのみに非ず、更に敢然として之を自己の内面に於て克服せざるべからず。若し敵の過てる所のもの、汝の精神を侵し、汝の精神的城砦を占領しなば、汝即ち敗者たるべし。此の見えざる敵に備へよ、此の敵最も恐るべし。仮令汝にして諸々の都市を征服すとも、若し汝の魂にして征服者の心を魅する奈落の眩惑に陥らば、果して何の利する所ぞ。大洋の兒よ、奈落の兒となること勿れ。




【現代訳】
あなたの国の敵が、自ら知らないうちにあなたの国に与える教訓を覚って下さい。敵となる国は力(軍事力)で精神を支配し、このためにその精神を他のものが目に入らず、理性的な判断ができないになっております。敵となる国はその力と精神を誤りました。そのような国を手本としてはなりません。絶え間ない天から恵まれた光をもってして、あなたの国の武器と剣で役目としてその任にあたって欲しい。あなたの剣を通じてあなたの国の精神を輝かして下さい。あなたの国は敵に勝ったと云うかもしれない。しかし、あなたの国はただ外面に於いて、この敵をその城砦でもって敗れるだけではありません、更に勇ましくこれを自己の内面に於いて克服して下さい。もし敵の過(あやま)ったものにより、あなたの国の精神が侵され、あなたの国の精神的城砦を占領するならば、あなたの国は言いかえれば敗者となるでしょう。この見えない敵に備えて下さい、この敵は最も恐ろしいのであります。万が一、あなたの国がもろもろの都市を征服しても、もしあなたの魂が地獄の幻惑に陥り征服者としての心に魅せられれば、果たして何の利益となるでしょう。大きく広い海の児たちよ、地獄の児となってはなりません。



【解説】
強大な武力を持つと自ら奢り、真の目的を達成することを忘れてしまう危険があることをリシャールは危惧しております。日本人の優れた広い心で以て、他国を侵略するのではなく自由を開放しその日本人が培ってきた人の道を広めることが大切であり、強大な軍事力で遠征した国々の人々を圧してしまえば、これまでヨーロッパやアメリカなどが行ってきた侵略と何ら変わりはなく、それは返って日本の恥をさらしてしまうことを言っております。

物資や資源が限られている日本が、強大な国へ戦争を挑み、真の勝利を手に入れるには人心を大切しなければならないことをリシャールは言っております。

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