【吉田松陰先生 語録】「風俗を美にせんとならば」
風俗(ふうぞく)を美にせんとならば、平時季節(へいじきせつ)尚(たっと)ぶに如(し)くはなし。
季節を尚(たっと)ぶは勤倹(きんけん)を励ますと直言讜議(ちょくげんとうぎ)を奨(すす)むるに如くはなし。
安政5年9月6日「読鋼鑑録(どっこうかんろく)」
≪訳≫
人々の心、日々のしきたりや習わしなどを美しくしようとするなら、
普段の生活において、(人々の)気概や節操の堅さを敬って大切にし、重んずることである。
そのための最善の方法は、まず倹約させ、また、遠慮せずに自分の信ずるところをいい、
正論を吐くよう奨めることである。
吉田松蔭先生
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